14話
お久しぶりです。すっかり投稿が抜けてしまいましたが、お話の続きをご覧ください。
雨の日の外回りは、1日90軒から100軒程廻ると、
体力も気力も失いホトホト疲れ切っていたことを覚えている。
また同時に塗れ鼠のようになり帰宅すると心身共にほっとしたことも覚えている。
1日中歩き回り、仕事の依頼がないと「このやり方は間違っているのでは」と
気持ちがどんどんネガティブになっていくのを実感した。
しかし気を引き締め、明日のために体を休めるよう意識を切り替えた。
不運なことに次の日もまた雨だが、いつものように営業に出た。
前日の反省点を意識して1軒ずつ丁寧に廻った。午前中に80軒程廻り、反響結果は0。
反響がないのになぜだかショックな気持ちはなく、断られることに慣れてしまっているような気がした。
しまいには「どうするのだろう・・・」と他人事のようにボーっと考えていた。
朝から20軒程は勢いで訪問できたが、結果が出ず断られ続けると
営業活動やスタイルにまたも不安を抱えるようになってしまった。
しかし、何としてでも話しを聞いてもらい、工事の任命をいただきたい、
その一心で訪問を続けましたが結局成果は1つもなかった。
深い深い絶望感に陥ってしまった。
つづく・・・・・