私がペンキ屋になったわけ~新章~ 11話
長らくお待たせいたしました!新章です☆
見習い職人当時、日給4千円ほどで月に20日~22日程働いていた。
1か月の収入は8万前後だったと記憶している。
当時、マイホームを購入していて、月に8万円ほどローンの支払いがあった。
貯えも少しあったが、仕事で使うコンプレッサーや吹付に必要な機械類も購入したので、蓄えは底が見えていた。
最初の自分の将来設計では、1年程見習い職人として最低限の仕事を覚えて独立をし、
実践でいろいろな仕事を身に着けていく計画だった。
しかし、見習い職人として現場に出て早7か月の時、いよいよ貯金が残り30万円を切ってしまった。
月々のローン支払いや子供の養育費、生活費を考えるとあと2か月程度が限界。
今なら相当深刻に悩んでいると思うが、その当時は不思議と深刻に悩んでいなかったと記憶している。
若さ故か、または夢中になっていたからか・・・
「自分は成功できる」「家の塗装は必ず必要になる」根拠の無い自信のようなものが心の中にありました。
つづく・・・・・